アパレル業界の面接まで進むための志望動機の書き方ってあるのかな?
採用担当者の見てるポイントって?
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている私は、現役で外資系アパレル企業の内勤OLとして働いており、
採用面接にも同席するお局社員が、採用側目線で内情を暴露します!
アパレル業界の志望動機の書き方と例文まとめ
アパレル業界の志望動機は
・ブランドへの憧れや関心度の高さをアピールする
・前職で得た経験やスキルをアピールする
・具体的なキャリアパスを掲示する
の3つを抑えて書きましょう!
これを抑えているか、いないかで、採用側への印象がだいぶ変わります。
ブランドへの憧れや関心度の高さをアピールする
まず重要なことは、「ブランドが好き」だけの理由ではなく、
・「なぜそのブランドが好きなのか」
・「そのブランドに関心を寄せる理由は何なのか」
を書くようにしましょう。
・「どのお店に良く行くのか」、
・「その際の接客はどうだったか」
など細かに記載することで関心度の高さがアピール出来ます。
一顧客からの貴重な意見を聞けることが出来るので、採用側にも貴重な意見であり、
応募者がそのブランドに関心があり、よく物事を見ている人材であると高評価になります。
前職で得た経験やスキルをアピールする
前職で得た経験やスキルは余すことなくアピールしましょう。
即戦力としてすぐにでも結果に繋げられるという実績は、
採用側にとってはすぐにでも採用したいポイントになります。
具体的なキャリアパスを掲示する
採用側が一番嫌なことは、すぐに辞めてしまったらどうしようということです。
転職した後のキャリアパスを描けているということは、採用側にとっては
長く働きたいという意思の表れであり、
何か大変なことがあっても乗り越えてくれる器量があると印象になり、
アピールポイントになります。
上記の3つのポイントを抑えた志望動機の例文がこちら。
斬新かつ繊細なデザインの商品や、ブランドの多様性など、常に新たな取り組みを続ける姿勢に強く惹かれたため、応募いたしました。
以前から貴社のブランドを愛用しており、買い物を楽しむ他に、居心地よく相談しやすい雰囲気を作ってくださる販売員の姿に惹かれ、ひそかに参考にしておりました。
前職では、アパレルの接客販売を3年行っており、お客様へ商品提案させていただく中で、お客様のニーズを把握し、接客やディスプレイへ反映させることで売上に貢献して参りました。
ニーズを把握するマーケティング力や商品提案力は、御社でも役立てられると考えております。
今後は、より一層ファッションへの知識を深めてスキルを向上させ、貴社の発展に貢献していきたいと思います。
販売職とオフィス業務では志望動機も異なってくるかとは思いますが、
この3点のポイントを各職種にアレンジすることで、採用側が注目する志望動機になるかと思います。
買ったこと無いブランドの志望動機はどうする?
買ったことの無いブランドの場合でも、志望動機のポイントは変わりません。
特に外資系ブランドはラグジュアリーブランドも多く、店舗に行って気軽に購入できる金額でないことは採用側も十分承知しています。
何よりもタブーなことは、知ったかぶりです。
付け焼き刃の知識や、ちょっと調べればわかる情報は、採用側はすぐに見分けます。
そして、その時点で印象は悪くなることは間違いありません。
買ったことないブランドだからこそ、「憧れている」「ブランドが似合う自分になりたい」など
正直な気持ちを志望動機にしましょう。
買ったことがないブランドの場合に大事なことは
・店舗に行って、店内やスタッフの雰囲気を見てみる
・旗艦店は必ず行ってみる
・複数の店舗をみて回り、店舗ごとの雰囲気を味わう
です。
旗艦店と百貨店ではお店の雰囲気もスタッフの顔ぶれも違うことが多く、店舗の立地によって展開商品や客層も違うので、
それぞれのお店の雰囲気を肌で感じることが大切です。
百貨店などではお目当てのブランドだけでなく、同じ階にある他のブランドも意識しながら回ることで、価格帯や競合ブランドなども知ることが出来るので、店舗の印象や競合ブランドなどを自分なりまとめると、面接でのアピールポイントになります。
志望動機の例はこちら。
斬新なデザインの商品や、「常にファッションの新しい道を切り開いていく」というコンセプトに強く惹かれたため、応募いたしました。
憧れのブランドのため、見ているだけで精一杯でしたが、このブランドが似合う自分になれるよう、自分磨きをしながら目標にして参りました。
先日〇〇店に伺った際には、高級ブランドにも関わらず、居心地よく相談しやすい雰囲気を作ってくださる販売員の姿にとても感動いたしました。
昨年末までアパレルブランドに2年間勤務し、お客様の性格に合わせた接客や商品提案を日々実践しておりました。同じ業界での経験とスキルを活かし、貴社へ入社後、いち早く貢献することに繋げて行きたいと思います。
面接の際には店舗を回った際の感想や、雰囲気の違いなど、
自分なりの感想をまとめて伝えましょう。
モチ子の会社ではお店回りはセールス部門入社後の一番はじめにやる仕事が「お店周り」というくらい重要です!お店の分析を応募者が面接でアピールできたら、採用側に「お!」と思わせることが出来ますね!
アパレル未経験での転職の志望動機は?
アパレル業界が未経験の場合には、
・なぜアパレルに転職しようと思ったのか
・前職での経験をどのように活かせるのか
この二つを明確にしましょう。
なぜアパレルに転職しようと思ったのか
企業が求めているのは「ブランドのファン」ではなく、「企業に貢献してくれる人」です。
「御社でこんなことに取り組みたい」という熱意やビジョンを伝えることで、未経験者であっても
「この人であれば貢献してくれそうだ」と思わせることができます。
前職での経験をどのように活かせるのか
アパレルでも活かせる前職での経験やスキルをアピールをしましょう。
コミュニケーション能力はどの企業でも必要なスキルですし、体力や根気強さは
アパレル業界では必須なスキルです。
未経験者の志望動機の例はこちら
「ファッションの新しい道を」というコンセプトに魅力を感じ、貴社ブランドの製品を日頃から愛用しております。
斬新でありながらもどこか馴染みやすいデザインは私の生活に新鮮さを与え、今でも新作コレクションは毎回チェックしています。
アパレル業の経験はありませんが、前職では事務職に就いており、伝達ミスを防ぎ作業効率をよくするために、
チーム内のコミュニケーションを大事にしてきました。
お客様や他スタッフとのコミュニケーションを大切にし、円滑に業務が回るよう取り組んでいくことに役立てられると考えております。
アパレルの経験があるかどうかは、実際には特に採用に関係ありません。実際に面接をしてみての印象や、求めている人物像などがマッチしているかが重要です。志望動機が素晴らしくても、ブランドの相性や、派遣予定の店舗スタッフとの相性もあり、面接での印象や、スキルなどが素晴らしくても、すべてを総合的に判断しての面談なので、泣く泣くお断りをすることもあるのです。
採用担当者に「面接したいな」と思わせる志望動機の構成とは?
新卒の志望動機ではないので、「簡潔でわかりやすい構成」であることが大切です。
①結論
②理由
③前職での経験
④入社後のキャリアプラン
①結論
まずは、「貴社を志望した理由は○○です」という結論から書きましょう。
②理由
結論の理由を肉付けしていきます。
③前職での経験
前職ではどんな職種につき、どんな経験をしたのかを書きましょう。
④入社後のキャリアプラン
入社後に、前職での経験をどのように活かし、キャリアアップしていくのかを書きます。
この中でも重要なのが、
③前職での経験
④入社後のキャリアプラン
です。
この二つの項目を充実させることで、熱意と経験が採用側に伝わり、
「この人と面接してみたい!」と感じさせることが出来ます。
採用担当者が見ているポイントはここ!
ズバリ、採用担当者が見ているポイントは
です。
新卒採用ではなく、転職者採用の場合には、まず「その人の経験が、企業にとってプラスになるか」が重要です。
モチ子は採用面接に出席しますが、まず志望動機に関しては「どんな経験を活かせると思っているのか」を見ます。活かせると感じる経験は、その人の自信のある分野なので、そこは一番重要視しています。その後の面接で、自分の得意な仕事の分野のことを聞きます。応募者の仕事の仕方や、得意分野が部署に合っているか、必要なことか、今いるスタッフとの相性はよさそうかなど総合的な判断をするためです。
まとめ
転職用のアパレル業界への志望動機を採用側目線でまとめました!
・買ったことがないブランドの場合に大事なことは、
①店舗に行って、店内やスタッフの雰囲気を見てみる
②旗艦店は必ず行ってみる
③複数の店舗をみて回り、店舗ごとの雰囲気を味わう
・アパレル業界が未経験の場合には、
①なぜアパレルに転職しようと思ったのか
②前職での経験をどのように活かせるのか
の二つを明確をすることが大切。
・採用担当者に「面接したいな」と思わせる志望動機の構成は
①結論
②理由
③前職での経験
④入社後のキャリアプラン
・採用担当者が見ているポイントは
「前職でどんな経験をしていて、それをどう活かせるか」